アエテがプロデュースするカドー。
「空気をデザインする」をブランドの理念として、空気清浄機や加湿器などを展開しています。このカドーという名前の由来は、華道（花道）からきています。
その部屋に花が一輪あるだけで空間が豊かになるように、私たちの製品もそのような存在になりたいとの思いからカドーという名前になりました。

花にまつわる話で私が好きな逸話があります。千利休と朝顔の話です。利休の屋敷に当時珍しかった朝顔が咲き乱れているという噂を耳にした秀吉は、利休に茶の湯を所望し訪問します。すると聞いていた朝顔はどこにもなく、茶室に通されるとそこに一輪の朝顔が生けられていた、という話です。一輪に美を集約することで茶室を最高の空間に仕立て客をもてなすという、利休なりのおもてなしだったと考えられます。（茶室ではなく庭にそのまま一輪残したという話もあり、諸説あるようです）

カドーの製品も同様に、ただ空気をきれいにする、あるいは加湿するといった機能性だけを追求するのではなく、空間を豊かにする製品でありたいと考えています。

そして、カドーの名前の由来にはもうひとつあります。カドー（cadeau）はフランス語で贈り物を意味する言葉です。私たちが生み出すもので、みなさんを笑顔にしたい、そんな気持ちがこのカドーには込められています。

ブランド名の由来を語るとき、メディアには「華道」の方だけ語られることが多いのですが、それはブランディングという視点から、ポイントを絞り多くの人に分かりやすく知っていただくためです。このような小ネタはコラムだからこそ書ける情報かもしれませんので、ぜひ時々ここのコンテンツを見にきてください。もしかすると取っておきの情報を公開するかも！（マ）